PLANET JOKER セリフ集

※注意 ネタバレ100%

 

オープニング

2039年5月17日正午。
東京は突如出現した謎の軍隊によって侵略された。
都内の各所は制圧され、事実上首都としての機能を果たせなくなった。
同日、午後2時。
首謀者と思われる男から犯行声明が表明される。
男の目的は、日本国内のあらゆる生産活動の中止と、
石油消費の中止であった。
翌、5月18日午前4時。
自衛隊特殊部隊に出動命令が下る。
作戦名、「エイリアンクラッシュ」
作戦内容は、謎の軍隊の本拠地の制圧、
ならびに首謀者の捕獲。
なお、首謀者を捕獲する際、その生死は問わない。

 

MISSION-1

司令官
諸君、今回の君たちの任務は東京都内に散らばる謎の軍隊の制圧である。
この任務は東京の・・・いや、国全体の命運を握るといっても過言ではない。
諸君らの検討を祈る。

ミカ
今回の任務の第17小隊の通信担当のミカ・ヤマモトです。
サトミ・タカヤマ少尉率いる第17部隊は東京湾から東京都内に上陸してください。
水上に配置された敵からの攻撃も考えられます。
気をつけてください。

エレン
だそうですよ隊長。
気をつけてくださいって言われてもねぇ

サラ
まぁまぁ、仕方がないじゃありませんか
オペレーターのミカさんだってそれぐらいしかいえないんですから

エレン
そりゃあ、やるのは私らだし、危険にさらされるのも私らだからね。
でも、気をつけてって言うぐらいは誰にでも言えるよなー。

サラ
ええ、それはそうですけど。

サトミ
二人とも、おしゃべりはそれぐらいにして。
作戦を伝えるわ。
サラは右方向へ展開、エレンは左方向からの敵を一掃。
私は中央を突破します。合流する場所はポイントK1。
それまでは敵に無線を傍受されない為に無線連絡を中止します。以上。

エレン
了解!

サラ
了解しました。

 

MISSION-2

エレン
隊長、無事ですか?

サトミ
ええ、何とかね。エレンは?

エレン
ノープロブレム。機体の損傷は全くない。
敵の方は殆ど全滅させたよ。

サラ
隊長、ご無事で?

サトミ
ええ、大丈夫。サラは?

サラ
大丈夫です。

ミカ
お疲れ様でした。
敵の司令基地が設置されている地点が判明しました。
場所は池袋。ポイントS60屋上です。
池袋のポイントS60を目指して侵攻してください。
都内は多くの敵軍が配置されています。
十分に気をつけてください。

サラ
池袋ですか?
かなり距離がありますね。

エレン
大丈夫。アタシに任せておけば全然問題ない。
ひとっとびね。

サトミ
サラは東京駅を経由。エレンは隅田川周辺の敵を一掃。
私は千代田区のビル街を進んで高速5号池袋線へ向かいます。
高速に乗り次第、他の機体を待たずに池袋に向かってちょうだい。
高速でも、気を緩めちゃだめよ。

エレン
了解。隊長こそ気をつけてくださいよ。

サラ
了解しました。
隊長、ビル街は敵がかなり配置されていると思うので
注意してください。

サトミ
ありがとう。二人とも気をつけてね。

 

MISSION-3

サラ
隊長、大丈夫ですか?

サトミ
ええ、何とかね。
二人とも大丈夫だった?

サラ
ええ、無事です。

エレン
これぐらいの攻撃何ともないね。

サトミ
もうすぐ池袋よ。
ポイントS60の周囲には、敵が必ず配置されているはず。

サラ
最初にポイントS60の外周を回って敵を叩くんですね。

サトミ
その通り。油断は禁物よ。

エレン
そんなの大丈夫ね。
今までの敵、みんな歯ごたえがなさすぎる。

サラ
楽に越したことはないですよ。

エレン
ダメダメ。
歯ごたえのない敵は攻撃してもつまんないね。

サトミ
次のポイントには、かなり強力な防衛網を敷いてるはずよ。
今まで以上に厳しい戦いになると思うから覚悟して。

今回の作戦を伝えます。
まず最初にポイントS60周辺に配備されている敵軍叩きます。
私が先頭を務めます。
その後ろにサラが追従、私の撃ちもらした飛行敵をメインに攻撃して。
しんがりはエレン。あなたが残っている地上敵を全滅させて。
外周を一周した後、そのままポイントS60の外壁に沿って上昇します。
ターゲットは屋上の司令基地。遅れずに付いてくるのよ。

サラ
了解しました。

エレン
了解。
まかせてくださーい。

 

MISSION-3 BOSS撃破

エレン
ありゃ、もう終わったんですか。残念。

サトミ
二人とも遅いわよ。
遅れずに付いてきてって言ったでしょ?

サラ
すみません隊長。
私の不注意で敵弾を受けてしまったものですから。

サトミ
なんですって!?
それで、大丈夫なの?

サラ
ええ、なんとか。
機体は若干損傷してますが、私自身は大丈夫です。

サトミ
そう、良かった。
エレンの方は?

エレン
大丈夫ね。
サラをフォローして一歩遅れただけで、損傷は全くないよ。

サトミ
そう。かなり攻撃が厳しくなってきているから
十分注意してね。

ミカ
タカヤマ少尉。聞こえますか?
こちら司令部ミカ・ヤマモトです。

サトミ
はい、聞こえます。
どうかしたのミカ?

ミカ
あ、サトミ。良かった。
なかなか通信が繋がらなかったから心配してたの。
敵司令用アンテナの破壊に成功したようね。

サトミ
ええ、とりあえず何とかね。
他の部隊の状況は?

ミカ
かなりの損害を被っているわ。
何とか都内のほとんどの鎮圧はできたって状況で
現状で部隊メンバーが全員無事なのはあなたたちだけよ。
それで、今回の黒幕の男の居所と正体がわかったの。

サトミ
黒幕の正体?

ミカ
そう。
今から30年前に中止された「ジョーカープロジェクト」って知ってる?

サトミ
ジョーカープロジェクト?

エレン
何それ?
新しい映画か何か?

サラ
違います。
歴史で学んだことがあるけど、人類が生活するための
新しい土地を開発する計画ですよね。
いくつかの部門に分かれていたって習いましたけど。

サトミ
その30年も前の計画が今回の事件と何か関係あるの?

ミカ
その通り。
その計画では宇宙開拓部門以外は、ほとんど成果が上がらなくて
結局中止されたんだけど、その計画の地中開拓部門の研究員が
全員行方不明になったの。
しかも、今回の首謀者ジョン・マークウェルは、
その地中開拓部門の最高責任者だった男よ。

サトミ
何で地中開拓と東京占領が関係あるの?

ミカ
さあ?そこまでは分からないわ。
ただ、ジョンを捕まえれば全ての謎は解けると思うけど。
ジョンはどうやら新宿の都庁から司令を出しているらしいわ。
サトミ、新宿の都庁を目指してちょうだい。
ただし、注意して。
都庁を目指していたほとんどの部隊の消息が途切れているの。
かなり強大な兵器が配置されているかもしれないから。

サトミ
了解しました。
これより第17小隊は新宿を目指します。
目標は新宿にある都庁ビル。
経路はJR山手線の線路を使用します。
線路内では先ほどと同様、縦に隊列を組んで侵攻します。
ただし、順番は私が先頭。次がエレン。しんがりがサラの順。
新宿到着後、お互いの位置を確認しつつ
サラは私の右舷方向を、エレンは私の左舷方向を進んで都庁を目指して。

サラ
すみません隊長。
配慮して頂いて。

サトミ
いいのよ。本当なら作戦から外れて機体の修理をしてもらいたいぐらいなの。
でも、新しい司令が下った以上、そうすることができないから。

エレン
そうそう。
上の人間の人使いが荒いと下の人間は苦労するね。

サトミ
本当にごめんなさい。
ノー。サトミ隊長のことじゃないね。
あたしが言っているのは司令官のことよ。

ミカ
あの、エレンさん?
通信内容は全部聞こえているんですけど・・・

エレン
えっ?
今のはジョークね。本気じゃないよ。
司令官は神様のようなお人ね。

ミカ
大丈夫ですよ。
聞こえているのは私だけですから。
司令官には聞こえていませんよ。

エレン
オゥー、ミカも人が悪いね。
思いっきり焦ったよ。
とにかく、あと少しね。
サトミ隊長。この作戦が終わったら、みんなで飲みに行きましょう。

サラ
私もそれは賛成です。

サトミ
はいはい。
そのためには十分注意して作戦を遂行するのよ。
二人ともいいわね。

エレン
りょうかい。

サラ
了解。

 

MISSION-4 中ボス前

サラ
隊長!聞こえますか?

サトミ
どうしたのサラ?

サラ
敵の攻撃が激しすぎて都庁への到着が遅くなりそうです。

サトミ
それで大丈夫なの?

サラ
ええ、なんとか。
・・・あれは!

サトミ
どうしたのサラ?

サラ
前方に巨大な敵が!
駄目です!キャーーーー!

サトミ
サラ?サラ応答して!
何があったのサラ!

エレン
隊長ごめん・・・。
駄目ね。

サトミ
何?どうしたのエレン?

エレン
一緒に飲みに行けなくなったよ。

サトミ
何があったのエレン!
現状を報告してちょうだい!

エレン
駄目ね。隊長。
こいつらには気をつけて・・・
本当、ごめん・・・。

サトミ
エレン?エレーン!!

 

MISSION-4 BOSS撃破

ミカ
第17小隊、応答してください。

サトミ
こちら、第17小隊、サトミ・タカヤマ少尉。
現在、任務完了しました。

ミカ
お疲れ様でした。
あら、エレンとサラは?

サトミ
二人は作戦遂行中に敵弾を被弾。
もう、ここには居ません。

ミカ
もうここにはって、そんな。
あの二人が死ぬなんて嘘でしょ?

サトミ
本当よ・・・。
あの二人はもう・・・戻ってこないの。
私があの時二人を作戦から外していれば、こんなことには!

ミカ
そんなに自分を責めないで。
とにかく戻ってきて。
都内の軍隊はほとんど鎮圧が完了しているわ。
せめてあなただけでも戻らないと、あの二人が報われないわ。

サトミ
でも・・・

ザザザー

ジョーカー
ワレハ、ジョーカー。
世界ノ創造神ナリ。

サトミ
この声は一体・・・。

ジョン
君が私の計画を邪魔したのか。
まだ、幼いな。

サトミ
あなたは誰?

ジョン
人に名前を尋ねる時は
自分からというのは礼儀だがまあよい。
私はジョン・マークウェル。
ジョーカーの生みの親さ。

サトミ
ジョン・マークウェル、今回の事件の首謀者ね。
まだ生きていたの?あなたのせいでエレンとサラの二人は!

ジョン
たかが二人の人間の命と、この東京の危機とどちらが大切だ。

サトミ
たかが二人ですって?
私にとっては大切な部下たちだったのよ!

ジョン
その大切な部下も、この世界があってこそのものだろう。
この世界が危機にひんしているという事のほうが重要だと思わないか?

サトミ
世界の危機?

ジョン
その通り。
今から30年前に発足したジョーカープロジェクトのことは既に
聞いていると思う。
そして私が、地中開発部門の担当者だったことも知っていることだろう。

サトミ
それが、世界の危機と、どう関係するの?

ジョン
我々地中部門は他の部門とは異なり、開発の初期段階で
知能を持ったコンピューターを創造しようと考えた。
それが、ジョーカーだ。

サトミ
ジョーカー?

ジョン
そう。ジョーカーだ。
コンピューターを作ることで、そのコンピューターに効率的に
人類の求める新天地を地下に創造させようと考えたのだ。
最初はうまくいっていた。
ところが、彼の思考の中で新天地を開拓するのに不要因子が発生したのだ。

サトミ
不要因子?

ジョン
そう。
彼は新天地を創造する上で人間が自分たちの生活のために
大気を汚染し、自然を破壊する不要因子であるという結論を出した。
その結果、最も汚染の激しいエリアを地上から切り離す事を決定した。
それがこの東京なのだ!

サトミ
それと、今回の軍隊による侵略行動と、どういう関係があるの?

ジョン
東京を制圧することによって、大気汚染の元凶を断とうとしたのだ。
そうして時間を稼ぐことでジョーカーの思考を変更しようとしたが、
君のお陰でそれは失敗した。
それと、ジョーカーは東京を切り離す計画を間もなく実行するだろう。
やがて、全世界の地表を切り離し、地下に築いた都市を地上に浮上させる。

サトミ
地下都市?

ジョン
都庁のあった所に大きな穴が見えると思う。
そこが地表と地下都市「プラネット・ジョーカー」とを結ぶ
通路になっている。

サトミ
なぜ私にこのことを?

ジョン
・・・既に私の計画は失敗し、私自身の負傷も激しく、
長くはもたないだろう。
世界がどうなろうと私の知るところではないが、
私の計画を邪魔した君に敬意を表してここまで話をした。
あとは君の好きにするが良い。
既に死んでしまった二人を追悼して残りわずかの生活を楽しむも良し。
ジョーカーを破壊しに地下都市へ降りるも良し。
全ては君次第だ。
私の命もここまでのようだ・・・。さらばだ。

サトミ
ここで戻ったら、死んでいったエレンとサラも
あの世できっと笑顔で迎えてくれないわね。

こうなればとことんまでやるしかないわ。
エレンとサラも、きっと最後までやろうと言うだろうし。

ミカ
サトミ、サトミ。
聞こえたら返事をして。

サトミ
こちら第17小隊、サトミ・タカヤマ少尉。
これより地下都市にあるコンピューター「ジョーカー」の
破壊に向かいます。

ミカ
ちょっと、サトミ!
それどういう意味?
ジョーカーって一体・・・?

サトミ
詳しい事は戻ってこれたら連絡します。
通信は通じなくなると思うけど心配しないで。
以上、通信終了。

ミカ
サトミ・タカヤマ少尉!

 

MISSION-7 ラスボス撃破後

サトミ
やったわ。これで世界は助かったのね。

ジョーカー
我ハ、全能ノ神ジョーカー。

サトミ
そんな、全てのシステムを破壊したはず。

ジョーカー
例エ我ガ滅ビテモ、我ノ分身ハ世界ニイル。
オマエタチ不要因子ヲ滅ボス事ハ、イツデモデキル。
ダガ、オ前ニ免ジテ、モウシバラク様子ヲミヨウ。
地上ガ、サラニ悪化スルヨウナラ
人類ヲ消滅サセル。
我ニハイツデモソレガ可能デアルコトヲ覚エテオクガヨイ。
我ハ全能ノ神ジョーカー。

ミカ
サトミ、サトミ。
聞こえたら返事して。

サトミ
ミカ。
通信できるの?

ミカ
サトミ大丈夫だったの?
ずっと呼んでいたのに。

サトミ
心配かけてごめん。
全て終わったわ。

ミカ
一体何があったの?
戻ったら報告するって。

サトミ
ううん。
何でもない。
今から戻ります。
・・・ねえ、戻ったら
エレンとサラの分まで飲みに行こうよ。
きっと二人だって明るく見送った方が喜ぶと思うから。

ミカ
そうね。
付き合うわ。

サトミ
ありがとう。
第17小隊サトミ・タカヤマ少尉。
これより帰還します。

END