エグザスケルトン
EXASKELETON

ハード X-BOX
ジャンル 3Dアクション
発売日 価格 2003.12.18 ¥6800
メーカー 発売元:キキ
開発元:プロダクションI.G
仕様 ・DVD-ROM 1枚組
・ハードディスク対応
・1人用
・メカニックデザイン:斉藤道明
ストーリー 西暦2022年
半導体の発見と急速な制御技術の発展により、
世界にあたりまえの存在となった精密外骨格”エグザスケルトン”
工事現場はもとより、荷役運搬、警察方面などに幅広く使用され、
同時に戦争・犯罪にも使われるようになった。

そして、人は最高にして最悪の道楽を考えついた。

IG−1(リモータルガンファイト・カテゴリー1)

それは”エグザスケルトン”を使ったサバイバルゲームである。
砕ける装甲。ほとばしるオイル。
人々は破壊の狂喜に酔いしれた。
パイロットに要求されるのは、腕と度胸と事故死しない強運。

機体 エグザスケルトン
私的レビュー 3Dロボットバトルを延々とやるアクションシューティング。操作イメージ的にはACシリーズ。
3種類ある基礎フレームから1体選んで、武器を選んで出撃して敵を倒す。また倒した敵の武器もその場で
装備できたりしもできる。
当然ジャンプやブーストも可能で、併用してわずかながら飛行(ほぼ滑空)する事もできる。
頭、手、足各部位に耐久値があり、破壊されると様々なペナルティが課せられるのも面白い点だ。
戦闘は3対3など多人数戦がほとんど。基本撃ち合うだけというシンプルな戦闘が展開される。

ロボット物であれば面白そうな要素が多大に盛り込まれている。
しかし、このゲームの問題はそれらをゲーム中に生かしきれてない部分にある。
ブースト時間も短く、結果、全然空を飛べず、折角ロボットに補助翼が付いてる設定も生きてなかったり、
フレームによる性能差も耐久力と武装以外なく面白みに欠けたりと、生きた設定をことごとく
ゲーム部で殺しているという残念な部分が多い。
また、操作も難ありで、横ダッシュがスティック2度倒しだったり、アドベンチャーパートの文字送りが、
文字早送りの切り替えボタンと同じだったりと・・・何度このボタン設定のお陰でアドベンチャーパートを見直す為にやり直した事か・・・。こういった細かいけどゲームに関わる点に配慮がいってない点もある。

しかし、このゲーム悪い所だけではない。むしろ、悪い点を全て言った上で人にお勧めしたい。
このゲーム、ゲーム以外が非常に良く出来ているのである。
設定、ストーリー、メカデザイン、声優と良い物が揃っている。
ここら辺は流石プロダクションI.Gといった所。
ストーリーは3部構成となっており、それぞれシナリオの印象がガラリと変わるのが特徴的。
非常に上手くて面白い作りをしている。多分これを元にアニメをやったら凄い面白いと思う。

ゲーム部分は酷いのだが、ストーリー部分はそれを抜きにしても見る価値がある。
ある意味、キャラゲーだと思ってしまえばいい。(その手に良くありがちな感じだし)
発売日に買ってちょっと微妙感を感じながらもストーリーの面白さに引き込まれてあっという間に
クリアしてしまったのも今では良い思い出だ。

評価 ゲーム部分の評価:★☆☆☆☆
ゲーム以外の評価:★★★★☆
関連作品

I.G.P.X (アニメ作品)

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おまけ

キャラクター解説

ジョー・グラハム
主人公、チームLexのトップパイロット。Lex入団テスト合格後、将来性を見込まれトップシートとなる。

ゲッツ・フォン・ギュンター
ルーデル・ヴォルフェのトップパイロット。ジョーの友人であり、
同時にLex入団テストを受けるもサブパイロットとされた事を不服として合格を辞退し、
ドイツの名門チーム「BAWMAN」の入団テストを受け、合格する。

アーサー・D・カニンガム
チームLex所属のセカンドパイロット。非公式ゲーム「裏IG」での戦闘経験を持っている。

リズ(エリザベータ・バルバラッソ)
スラム街のハッカー屋。アーサーの元相棒。
エグザスケルトンの整備も行い、自らもパイロットとしてエグザに乗る。
トラブルに巻き込まれ、チームLexに所属する事になる。妹、弟が居る。

橘 蛍(タチバナ ケイ)
チームLexの監督。軍に所属経験があり、常に沈着冷静。

クレア・ヒューイット
ルーデル・ヴォルフェに所属するセカンドパイロット。15戦12勝3負の戦績を持つ。
3負は全てマシントラブルによる棄権であり、実質、全戦全勝の凄腕パイロット。
チームLexのジョーと対戦した後、運命が狂い大きな陰謀へと巻き込まれていく。

ミゲール・バティスタ
チームLexの整備主任。長年整備を行っており職人気質。
機体完璧に仕上げるが、ソフト面はお手上げらしい。

里見 総二朗
日本里見重工の会長でチームLexのオーナー。
道楽の為とエグチームを立ち上げたが、
実際にはどうやらエグザスケルトン開発の為のデータを収集する為らしい。

おまけ2 ・追記 アニメ「I.G.P.X」との関連

アニメ、IGPXはこのエクザスケルトンが元になっている。
そもそもプロット版のIGPXではエグザに近いメカデザインで3対3のロボットバトルを行っている物だった。
元々は
神山健治氏の発案なのだが、手元を離れて全く別の作品となっている。
継承された物としては3対3のチームバトルで大会をやるって事くらいで、名残としてか意識してなのか
エグザスケルトンでの人名や名称が多様に使われている。
このページに書かれているだけでも、「IG-1」、「サトミ」、「カニンガム」と結構あったりする。
探してみると面白いかもしれない。